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読書記録です。
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2010.08.23 Mon
ヘルマン・ヘッセ全集〈第12巻〉ガラス玉演戯 (1958年)ヘルマン・ヘッセ全集〈第12巻〉ガラス玉演戯 (1958年)
(1958)
高橋 健二

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ヘッセは10代の頃から好きな作家だ。
『ガラス玉演戯 』は二十歳ぐらいのときに一度読んだことがある。

読み返してみて、難解さに驚いた。
以前読んだときには、おそらく殆ど理解していなかっただろうと思う。
ヘッセの小説の表層に浮かぶある種の「甘美さ」のようなものに反応していただけだったに違いない。

『ガラス玉演戯』は近未来小説である。
人間の精神性が高く評価されるカスタリーエンという架空の社会をヘッセは創造した。

主人公のクネヒトは幼くしてカスタリーエンの住人に選ばれ、国の思想に添って成長していく。
理想形に近いカスタリーエン人へと成長をとげ、若くして演戯名人の座にまで昇りつめたクネヒトではあったが、彼が選択したのはカスタリーエンを去り俗世で生きるという道だった。

『ガラス玉演戯 』は、第二次世界大戦を間にはさみ、11年という歳月をかけてを執筆された。
ナチ党との対比という形でヘッセはカスタリーエンという理想の国家を考えついたのかもしれない。
ヘッセは、ユートピアのような国であっても人間を選別し他者を排する国に未来はないと言いたかったのだろうか。

一方で、なにを人間としての到達点と考えるのか、ということについても考えさせられる作品である。

今回、読んでも充分に理解できたとはまだまだ言い難い。
何年か後に、また読んでみたいと思う。
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