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読書記録です。
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2007.09.27 Thu
新潮社  2006年8月30日発行 2600円

読んだ本を好きだとか嫌いだとか感じるのは、作家が人間に向ける視線の加減で決まることが多いような気がします。この本の著者が人に向けるまなざしは、どこまでも暖かく寛容です。その気になれば、人は誰でも人生をもう一度新たに始めることができる、というメッセージが本のそこここから聴こえてきます。
主人公のスミシーは178センチ、126キロという巨漢の独身男性です。工場に勤めているスミシーの唯一の楽しみはウォッカを飲むこと。口下手なスミシーにはガールフレンドどころか、心を許して話せる男性の友人すらいません。交通事故で一度に両親を失い、葬儀のために実家に戻っていたスミシーは、そこで長いあいだ行方不明だった姉の死を知らせる手紙を受け取りました。酔っていたスミシーは自転車に乗ると、近所のガソリンスタンドに向かって走りだしました。それがアメリカ大陸を自転車で横断することになるスミシーの最初の走行でした。始めて人生の一歩を踏み出したような不思議な充実感を感じながら、姉の遺体に会うためにロサンジェルスに向かって、スミシーは自転車でひた走ります。旅をするスミシーの心の支えになったのは、交通事故で車椅子の生活になりながらもたくましく生きている幼染みノーマの励ましでした。
「一番いいのは、人を頼れる強い気持ちを持って、人を信用できる勇気を持つこと」そんなノーマの言葉と存在に後押しされて西へ向かうスミシーは、すこしずつ自分の心と身体が変わっていることに気づきます。
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