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読書記録です。
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2009.07.09 Thu
2005年5月31日発行  早川書房  各2300円
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人間は自分の進む道を選び、そこを戦い抜いて、勝利することができる。(文中より)

人間は如何に生きるべきか、という大命題に、スタインベックが真正面から取り組んだ名作です。
苦悩、喪失感、孤独、喜び、愛、人間が生きていく上で感じるであろう全ての感情が、物語のなかに見事に描きださています。
死ぬまでに読んでおいたほうが良い本というのがあるとしたら、『エデンの東』は間違いなくそのなかに入る一冊です。
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19世紀末のアメリカの二家族を、壮大なスケールで描いた物語。
コネチカットの農場で厳格な父に育てられ、心ならずも戦争に参加したアダム・トラスクは、退役後は目的を見失い腹違いの弟が待つ農場に帰ってきた。
キャシーという美女に出会ったことで、人生に新たな希望を見出したアダムは、カリフォルニア州サリーナスに新天地を求めて移り住んだ。
サリーナスに家族のための楽園を作りたいと夢見るアダムは、アイルランド移民のサミュエル・ハムルトンに援助を求めた。
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ジェームス・ディーンの『エデンの東』は深夜映画で見たことがありましたが、映画は小説のほんの一部分に過ぎませんでした。

物語のなかには、いくつもの人生があります。
悪に染まった人生も、ひたすら善に向かおうとする人生もあります。
スタインベックはこの長い物語のなかで、人間は自分の考えで生き方を選択することできる、それこそが人間を人間たらしめているものの源である、と言っています。

本を読む醍醐味が、存分に味える一冊です。
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2008.09.12 Fri
2007年3月5日発行  ポプラ社  1800円



『エデンの東』『怒りの葡萄』などで有名なジョン・スタインベック(1902~1968)は、ノーベル文学賞を受賞したアメリカの文豪です。
58歳になったスタインベックは、「寄る年波からくる病」にかかりました。
この期を逃したらもう後がないと思ったスタインベックは、アメリカ縦断の旅に出ます。旅の道連れはチャーリーというプードルの老犬と、ロシナンテ号というキャンピングトラックです。
スタインベックの目を通じ、1960年のアメリカの広大な自然の美しさと、人々の暮らしが見えてきます。
チャーリーという犬がとっても可愛いので、愛犬家の方にもお勧めの一冊です。

本のなかで印象的なのが、スタインベックがニューオリンズで目にした光景です。
ニューオリンズに入るまえに、スタインベックはその当時新聞やテレビを賑わせていたニュースに目をとめました。 それまで白人だけしか居なかったニューオリンズの小学校に黒人の子どもが入学したため、通学路に白人が集まってきて連日罵声を浴びせている、というニュースでした。
スタインベックはニューオリンズに入ると、現場のようすを見に出かけました。
一番前に陣取ったチアリーダーズと呼ばれる中年女性達の罵詈雑言が始まると、その後ろの観衆は喝采を叫び、大喜びで肩を叩き合う。そんなようすを見ているスタインベックは悪寒と吐き気でふらふらしてきます。
集まっている人々のことを「人の痛みや苦しみを高みから見物したくて行列を作る人々だ」と表現しています。
――群集はこれから、テレビに映る自分達を見るために大急ぎで帰宅するに違いない。その映像は世界中で放送されるのだ。私が知っているニューオリンズのまるで放送されないというのに――
とスタインベックは嘆いています。

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