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読書記録です。
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2009.03.17 Tue
2005年9月29日発行  ソニーマガジンズ 1600円

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15歳の少女フランチェスカが語り手のヤングアダルト作品ですが、15歳ぐらいの女の子が読むには、とても厳しい内容の小説です。

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15歳のフランチェスカ・ピアソンは、母親に苛立ちを感じるようになっていた。

それは大人になっていく過程で誰もが経験する感情だったが、フランチェスカの場合にはピアソン家特有の事情も絡んでいた。
腹違いの兄のトッドとフランチェスカ、妹のサママンサの父レイド・ピアソンは、元アメフトのスター選手で、今はテレビのスポーツキャスターをしている。
万人に愛されているレイド・ピアソンだったが、家では暴君のように振る舞い、自分の意に沿わないことがあると妻や子に暴力を振う男だった。
父の意向に背いて受けた制裁の痕を長袖の服やスカーフで覆い隠している母に、フランチェスカは哀れみではなく、苛立ちを募らせた。
母の趣味は工芸で、家から離れた土地にアトリエを持っていた。
母は次第にそこで過ごす時間が長くなり、家に戻らない日々が続くようになった。
そんな時、母が行方不明になったと警察から知らせがあった。

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大人になり始めたフランチェスカの心の揺れがきめ細かく描かれいます。
暗い内容ですが、ミステリー仕立てのストーリーなので最後まで飽きずに読めます。

ジョイス・キャロル・オーツの作品では、私は『アグリーガール』のほうが好きです。
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2008.10.18 Sat
2004年5月発行  理論社  1500円



ジョイス・キャロル・オーツ(1938~)は、オーヘンリー賞、全米図書賞などを受賞し、何度もノーベル文学賞候補になっている女性作家だそうです。
本書は、ジョイス・キャロル・オーツの始めてのヤングアダルト作品です。
トラブルに巻き込まれた男子高校生と、その男子高校生に唯一救いの手を差し伸べた女子高校生のお話です。原題が「Big Mouth &Ugly girl」で、男の子の章と女の子の章が交互に繰り返されます。こういう手法は読んでいてまどろっこしい感じがすることも多いですが、この小説では口に出して言えないお互いの気持ちがうまく伝わってきて、功を奏しています。

不用意な発言から爆弾犯の疑いをかけられた11年生のマット・ドナヒーは、三日間の停学処分になった。友人が多いマットだったが、窮地に陥ったマットに連絡をくれたのは、アーシュラ・リグスという話をしたこともない女の子だけだった。
身長が180センチもあるアーシュラは、独特の威圧感があるとっつきにくい女の子だった。
今まで親しい友達だと思っていたクラスメートや教師がマットを遠巻きにするなか、アーシュラはひとりで校長にかけあいマットの容疑を晴らしてくれた。
容疑が晴れてもマットと友人の関係は好転しなかった。メールのやり取りをするうちにマットとアーシュラはしだいに距離を縮めていった。

それまで軽いノリで過ごしてきたマットは、トラブルとアーシュラを通じて人を見る目が深まっていきます。
ジョイス・キャロル・オーツは「伝わること」を念頭に置いてこの小説を書いたそうです。著者の伝えたいことが、はっきりと伝わってくる読んでいて気持ちの良い物語です。
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