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読書記録です。
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2009.03.05 Thu
2005年9月16日発行  1800円  みすず書房



フィリップ・クロデールは1962年生まれのフランス人作家です。
『リンさんの小さな子』は、胸の奥に静かに滑り込んで内側からそっと触れ、ずっとそこに止まっていてくれるような物語です。
主な登場人物はリンさんとバルクさんという老人が二人だけです。

               ********************
戦争で家族を失ったリンさんは、孫娘で赤ん坊のサン・ディウを抱いて船で知らない国に運ばれて来た。
宿舎に連れていかれたリンさんは、数日の間怖くて外出できずにいたが、世話係の勧めで孫を抱いて散歩に出かけた。
ベンチを見つけて腰を下ろしたリンさんの隣に太った男性が座った。
それがバルクさんだった。バルクさんは赤ん坊の名を身振りで訊ねた。
リンさんが答えると、今度をは手をのばしてリンさんの名前を訊ねた。
リンさんが国の言葉で「タオ・ライ」と挨拶を返すと、バルクさんは「タオ・ライ」がリンさんの名前だと思い込んでしまった。
言葉が通じないリンさんの隣で、バルクさんは自分の身の上を語り始めた。
バルクさんは、ベンチの向かいにある公園で回転木馬の係りをしていた奥さんを、二ヶ月前に亡くしたばかりだった。
その日から、リンさんとバルクさんは毎日そこで会い、言葉も通じないまま友情を育んでいった。
そんなある日リンさんは突然、違う場所に移動させられてしまった。
               ********************

難民宿舎で必要なものを訊かれたリンさんが、自分は吸わないのに、ヘビースモーカーのバルクさんのことを思って煙草を支給してもらい、それをバルクさんに渡す箇所で胸がいっぱいになりました。
好意を示せる相手が居るのは幸せなことなんだ、と気づかさせられました。
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