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読書記録です。
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2009.05.16 Sat
2001年4月25日発行  彩流社  上2500円 下2800円

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悪女に標的にされた三人の女性の物語です。
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レバノンで起きたテロに巻き込まれてズィーニアが亡くなったと知ったトニー、カリス、ロズは、彼女の追悼式に出かけた。
かつて四人は同じ大学に在籍し、トニー、カリス、ロズの三人は同じ女子寮に住んでいた。
ズィーニアに手酷い痛手を負わされて、結束を結んだ三人だった。
ズィーニアはトニー、カリス、ロズのそれぞれに取り入り、恋人や夫を奪い去ったのだ。
追悼式の後も定期的に顔を会わせていた三人の前に、死んだはずのズィーニアが姿を表した。
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ズィーニアの悪女ぶりが凄いです。
こんな女性とは絶対に知り合いになりたくない。
死んだと思っていたのに生きているところなんかは映画の「エイリアン」のようで怖いです。
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2009.05.06 Wed
2002年11月20日発行  早川書房  3400円

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ブッカー賞、ダシール・ハメット賞を受賞した作品ですが、正直なところ途中で飽きました。
物語が進展しないし、途中に挟まれいるSFまがいの部分も内容が散漫で嫌になりました。
SFは結構読んでいて好きですが、これは頂けないと思います。
最後まで読むと、どんでん返しがあってそういう話だったのかと思いますが、なにせ途中のどうでも良いような部分があまりにも長いんですよ。
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釦工場で財をなしたチェイス家は町一番の名家だったが、アイリスとローラのチェイス家の姉妹が10代になった頃には釦工場は倒産寸前だった。
アイリスは18歳で実業家のリチャード・グリフェンに嫁ぎ、父が亡くなると妹のローラもグリフェン家に引き取られた。
それから9年後、ローラは車で橋から転落し死亡した。
82歳になったアイリスは、ローラの死と、ローラが残した「昏き目の暗殺者」という小説について語り始めた。
2009.05.04 Mon
2008年5月29日発行  岩波書店 各2800円

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『またの名をグレイス』は、アトウッド作品の最高傑作として評価されている作品だそうです。

1843年にカナダで実際に起きた殺人事件を元にした小説です。
犯罪小説でもありますが、アトウッドが描きたかったのは貧しい移民女性の半生だと思います。
人生を選択することが出来なかった当時の女性の代表として、アトウッドは殺人犯グレイス・マークスの半生を描いたのではないかと思います。
グレイスを診察する精神科医サイモン・ジョーダン博士を三人称で描いた部分と、グレイスの独白の部分とが交差する技巧を凝らした作りで物語は進行していきます。
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家族と一緒にアイルランドからカナダへ移住してきたグレイス・マークスは、13歳で住み込みの女中の仕事に就いた。
殺人事件が起きたのは、グレイスの三箇所目の仕事先のキニア邸だった。
主人のトマス・キニアと女中頭ナンシー・モンゴメリーを殺害した罪により16歳のグレイス・マークスは逮捕され、終身刑が言い渡された。
若き精神科医サイモン・ジョーダン博士はグレイスの精神状態を調べるために、懲治監長の応接間でグレイスとの面談を重ねた。
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結構な暑さの上下巻ですが、冗長な感じはしませんでした。
重厚で読み応えのある小説でした。
2009.04.21 Tue
2001年10月31日発行 早川書房  1100円 

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マーガレット・アトウッド(1939~)はカナダを代表する作家だそうです。
この作品ではアーサー・C・クラーク賞、カナダ総督文学賞、ロサンジェルス・タイムズ文学賞を受賞しています。
初めて読む作家なので、近未来を描いたこの小説が読み易いのではないかと思いました。
思っていたようなSF調の小説ではありませんでしたが、主人公の女性の思いが、頭にではなく、皮膚を通して浸透してしてるような小説でした。
本書を読んでも、男性はこういう感じは解らないだろうと思います。
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今から少し先の時代、アメリカ合衆国にキリスト教原理主義のギレデアという国が誕生した。
出生率の減少に危機感を抱いていたギレデア政府は、すべての女性から仕事と財産を没収し、妊娠が可能な女性を「侍女」と名づけて、エリート男性の家庭に派遣した。
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語り手の「侍女」オブフレッドを通じて、階級に縛られたギレデアの女性たちを描いたディストピア小説です。
侍女たちは、派遣された家庭の主人の名を取って「オブフレッド」「オブウェイン」「オブグレン」と、誰に所属しているのかがわかる名前で呼ばれ、妊娠することだけを求められて生きています。
近未来小説ですが、あとがきで落合恵子が書いているように、本書に描かれているのは過去と現在の女性の姿です。
既婚女性の殆どは、自分が誰かに従属して生きていると感じたことがあると思います。
そういう女性の気持ちが「侍女」を通じて細やかな感性で表現されています。
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