未分類日記画集短歌池澤夏樹池田晶子石牟礼 道子井上荒野打海文三垣谷美雨奥田英朗梶尾真治鎌田慧熊谷達也佐藤正午重松清篠田節子青来有一瀬尾まいこ高木 彬光高村薫津本陽辺見庸広瀬正町田康三浦しをん水谷修宮部みゆき山崎ナオコーラ山本幸久渡辺球「考える人」編集部ジョン・アーヴィングアリス・アダムズマーガレット・アトウッドヤン・アベリランス・アームストロングロナルド・アンソニージェニファー・イーガンケルテース・イムレリュドミラ・ウリツカヤマーガレット・エドソンキム・エドワーズフラナリー・オコナーポール・オースターイタロ・カルヴィーノジョイス・キャロル・オーツフィリップ・グランベールフィリップ・クロデールイーサン・ケイニンクラウス・コルドンジョゼ・サラマーゴシルヴィー・ジェルマンアーダルベルト・シュティフターベルンハルト ・シュリンクジョン・スタインベックスタンダールジョーダン・ソーネンブリックソルジェニーツィンエイミー・タンイヴァン・ツァンカルリディア・デイヴィスアイザック・ディネーセン ヨハンナ・ティデルドストエフスキートルストイジョアン・ハリスメリッサ・バンクメイブ・ビンチージャック・フィニイケン・フォレットファニー・フラッグレイ・ブラッドベリタナ ・フレンチリチャード・ブローティガンヘルマン・ヘッセカーレド・ホッセイニアンドレイ・マキーヌロン・マクラーティエリザベス・マクラッケンカーソン・マッカラーズユベール・マンガレリスティーヴン・ミルハウザーマーシャ・メヘラーンモームジェフリー・ユージェニスK・J・ラミンフィリップ・ロスロイス・ローリードリス・レッシングマイク・レズニックノンフィクション・エッセイ他ローリングス海外ミステリー南米の作家
読書記録です。
--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009.03.25 Wed
2008年12月20日発行  新潮社  各1800円
5.jpg   5.jpg

合わせて1000ページ近くある上下巻を、途中でやめられずに一気に読みした。
篠田節子らしい力感あふれた小説です。
           ****************************
38歳の鈴木正彦は都庁に勤める傍ら、ゲームのノベライズ本の覆面作家をしていた。
フェニックスランドというゲーム製作会社の編集者矢口からオリジナルゲームを製作する話を持ちかけられた正彦は、作家一筋で生きていくことを決意。公務員を辞めた。
それが原因で妻と離婚した正彦だったが、5千ページにも及ぶ原稿を書き終えたころ、矢口との連絡が途絶えてしまった。
矢口は、フェニックスランドの社員ではなく、フェニックスランドの下請け会社マツプロダクションに使われていた編集者で、マツプロダクションは倒産していた。
2ヵ月後、新宿の公園で矢口を見つけた正彦は、自宅の1DKマンションに引きずり込むようにして連れ帰った。
正彦に平身低頭して頭を下げた矢口は、二人で宗教を作って生業にしようと、正彦に持ちかけた。
正彦と矢口は、正彦がゲームのために考えた『グゲ王国の秘宝』というシナリオを元に、「聖泉真法会」という新宗教のホームページを立ち上げた。
バーチャルな状態からスタートした「聖泉真法会」は徐々に信者を集め、モリミツという食品加工会社の社長に気に入れいられると、収入も信者も加速度的に増え始めた。
           ****************************
人々は心の安定ではなく一時的名な気分の安定を求めて「聖泉真法会」を訪れる、と作中で著者は語っています。
何らかの負担を負わなければならない濃密な人間関係は煩わしいが、一人で生きていくのは寂しい。「聖泉真法会」を訪れた人々は、面倒な手順を踏まずに簡単に家族的な雰囲気のなかに入ることが出来ます。
けれど、簡単に手に入るものは簡単に崩壊するというが世の常です。
安易に物事を欲する私たちの愚かさや浅はかさが、まざまざまと描き出された、読み応えのある小説でした。
よっちゃん
あれっ、実は今日、みのりさんのこのブログに気がついてTBしたつもりだったんです。うまくいかなかったのかな?
最近は翻訳モノを多く読まれているようですね。
しっかりと読まれた上でのご自身の表現でこのブログの質の高さがうかがわれました。
私もおじゃまさせてもらいます。

この作品のさまざまな人間関係にはそうでなくてはならない結びつきとそうであってはならない結びつきが複雑になった交錯した現代人の悲哀がリアルに表現されていました。

さて今度はうまくTBできるかな?
2009.05.23 Sat 00:27 URL [ Edit ]
みのり
よっちゃん、おはようございます。
「コメントのないトラックバックは受けつけない」にチェックが入っていたので、外しました。
お手数をおかけして申し訳ありませんが、もう一度試して頂けないでしょうか?
はい、最近は翻訳モノばかり読んでいましたが、よっちゃんの紹介されいる本がどれもこれも面白そうで、路線変更してしまいそうですw

本当にそうですよね。
悲哀を感じますね。
何を求めて「聖泉真法会」やってくるかというと、教義ではなくて、人との繋がりが欲しいんですよね。

よっちゃんからのTBが無事に届きますようにw
2009.05.23 Sat 10:20 URL [ Edit ]
管理者にだけ表示を許可する

TrackBackURL
→ http://minori181.blog28.fc2.com/tb.php/106-16d3c00c
篠田節子の『弥勒』『ホーラ 死都』は宗教を通じた異文化コンタクトを扱った秀作だった。これは私たちの身近にある宗教をなまなましく描き出した異色作である。
日記風雑読書きなぐり 2009.09.07 Mon 22:05
仮想儀礼〈下〉クチコミを見る # 出版社: 新潮社 (2008/12) # ISBN-10: 4103133627 評価:90点 凄い。 上巻で膨れ上がった新興宗教が、ひとつのスキャンダルから一気に崩壊していく様子が怒涛の勢いで書かれている。 なんどか復活の気配を見せながらも、いっ
デコ親父はいつも減量中 2009.09.21 Mon 00:39
Template by まるぼろらいと
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。