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読書記録です。
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2009.06.25 Thu
2000年4月25日発行  新潮社  1800円



公開中の映画『愛を読むひと』の原作です。

年の差がある男女のラブストーリィ-なのかと思って読み始めたら、その後ろに人生の深い闇が隠されていました。

第二次世界大戦の敗戦国であるドイツの、戦後の物語です。
戦時中に自国の国民が行った行為をどう受け止めるのか、加害者として戦争に関わった人をどう捉えるのかが、小説のひとつのテーマになっています。
戦争には参加していない世代の主人公が、戦争加害者としての行為を受け止めようとして感じる苦悩は、同じ敗戦国に生まれた私にも理解できるような気がしました。

重いテーマを含んだ小説ですが、後半には、この小説のもうひとつのテーマである愛によってもたらされる静かな感動が待ち受けています。
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学校から帰る途中で体調を崩した15歳のミヒャエルは、介抱してもらったことがきっかけで、36歳のハンナ・シュミッツという女性と知り合い、愛し合うようになった。
ところがある日突然、ミヒャエルには何も告げずに、ハンナは姿を消してしまった。
それから数年後、法学を学ぶ大学生になったミヒャエルは、ゼミのために出向いた法廷でハンナとの再開を果たした。
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三部構成になっている小説です。
男の子の大人への目覚めを扱った作品は苦手なので、15歳のミヒャエルと36歳のハンナの恋愛を描いている一部を読んだときは途中で読むのを止めようかと思いましたが、三部の途中で泣きました。
最後まで読んでよかったです。

日本の東京裁判に当たるニュルンベルク裁判後に、ドイツが戦争加害者を裁いたアウシュビッツ裁判という裁判があったことを、この作品を読んで初めて知りました。
映画『私は貝になりたい』を観たときと同じように、戦争は戦闘や戦火での直接の被害の他にも様々な悲劇を生むということを、この小説を読みながら再び強く感じました。
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