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読書記録です。
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2010.06.07 Mon
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『シャッター・アイランド』を読んだときに、あまり良くなかったと感想を書いたら、『日記風雑読書きなぐり』のよっちゃんから、同じ著者の『運命の日』は傑作だとコメントを頂いた。
最初にめぐり合った本で作家に評価を下して、その後、印象の良くなかった作家の本は手に取らないことも多いので、良い作品があると教えて頂いて嬉しかった。

『シャッター・アイランド』がミステリィー小説だったので、『運命の日』もミステリィーだと思って読み始めたら、違った。
ボストンで1919年に実際に起きた警官のストライキを軸にした読み応えのある小説だった。勇気ある行動が次世代のための礎になるとわかる小説でもあった。

あとがきには、「1919年の市警のストライキと、それにともなう大暴動を扱った歴史物」と書かれていたが、私は「歴史物」だとは思わずに読んだ。
史実そのもよりも、人間が織り成すドラマに重きが置かれていると思った。

著者は警察官のダニーと黒人のルーサーを通して、父と息子、男と女、仲間との間に生じる軋轢や愛情を丹念に描いている。
ダニーと父の関係では、『エデンの東』の父と息子を思い出した。

小説の背景になったのは、アメリカでも社会情勢が非情に不安定な時代だった。
第一世界大戦の末期であり、1917年にロシア革命が起ったせいでアメリカでも左翼活動家が急増した。
さらにはスペイン風が猛威を振った。
ボストン市警に勤務するダニーは、そんな不安な社会状況の最前線に送り込まれる。
一方、オクラホマでギャングを殺害した黒人のルーサーはボストンにたどりつき、ダニーの実家の使用人になる。しかしダニーの名付け親で警部補のマッケンナに過去の罪を知られてしまう。

『運命の日』には、本筋とは別にベーブ・ルースが登場する章がいくつかある。
ベーブ・ルースの登場シーンには、穏やかさとノスタルジーが漂う。
緊迫したストーリーのなかにある色合いの異なるベーブ・ルースの章が,とっても好まく感じられた。

よっちゃん
「歴史物」かもしれません。ある時代を色濃く反映した作品の場合私はついついその時代を勉強してみたくなる癖があります。ボストンという街を知らなかったんだと思い知らされました。
実にタイミングよく挟み込まれるベーブルースのお話はとても素敵です。
2010.06.08 Tue 11:34 URL [ Edit ]
みのり
そうですね。この作品では時代と場所がとても重要な役割を果たしていると思います。そういう意味でいうと歴史物かもしれませんね。
よっちゃんの感想を拝見して、当時のボストンについてずいぶん調べられたんだなぁ、と思いました。
ボストンはロバート・b・パーカーのスペンサーシリーズの舞台になっていますよね。
歴史のある素敵な街というイメージでしたが、過去にはこんな暴動もあったんですね。
はい、ベーブ・ルースのところはとっても素敵ですね。
きっと今でもアメリカの人々に愛されている選手なんでしょうね。
2010.06.09 Wed 13:28 URL [ Edit ]
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たぶん、頭が混乱するものを見るとすぐ答えが欲しくなるからじゃないかな。で、答えが目の前にないと、なんだろうとつかみとってそれを答えにしてしまう それが変わらぬアメリカの素顔だ。
日記風雑読書きなぐり 2010.06.08 Tue 11:36
警察という暴力機構の暴力がどうにかこうにか市民の安全を維持している。この時代のボストンはそれほどいたるところに暴力が横行する町だったんだ。今のアメリカの話ではないのだろう。 NHKホームドラマ「篤姫」ではないが今年は「家族」をテーマにした作品がことのほ...
日記風雑読書きなぐり 2010.06.08 Tue 11:37
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