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読書記録です。
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2010.06.21 Mon
七人の使者七人の使者
(1990/06)
ディーノ ブッツァーティ

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ディーノ・ブッツァーティー(1906~1972)はイタリアの作家。

カフカ的な作風の作家と言われているらしい――ということで、短編集の『七人の使者』を読んでみた。

『七人の使者』には、短い物語が16編収められている。
私が読んだ印象では、カフカと言うより『世にも奇妙な物語』だ。
「奇想の書」と呼ばれているような本はだいだい好みなのだが、『七人の使者』のなかのいくつの作品はとても後味が悪かった。

特に『Lで始まるもの』では、主人公の愚かさより、物事に対するブッツァーティーの認識の浅さが気になった。
ある疾病を人生の懲罰として描くというのは、どうなんだろうか。

私は、ジャーナリストや作家は常に弱者の視点を持つべきだと思っている。

『七人の使者』のなかには面白い発想の物語りもあったが、「面白から良し」とは思わない。

作家の視点の在りようを考えさせられた一冊だった。

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