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読書記録です。
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2008.07.15 Tue
2007年8月10日発行  文芸春秋  1619円



やっと図書館から廻ってきました。
上巻を読んだのが2月だったので、下巻を読みながら上巻の内容を思い出していく感じでした。
そのせいか、それほど面白いとは思いませんでした。
とくに疑問を感じたのは、娘を殺害するに至った親の理屈と、それに対する前畑滋子の反応です。
自分で生んだ娘なので自分の手で殺害した、という親が言うと、
「私には子どもが居ません。子育ての難しさも喜びも知りません。それでも思うんです。どうしようもなく、理由なんかなしに、そういうことが起こるときがあるんだって」
と前畑滋子が答えます。
この親に対して、この答えはまったく納得できないです。
自分に子どもが居る居ないに関係なく、子どもは親の所有物ではない、というのは自明の利ですよ。
こんなことを言っていたら、親の犠牲になって死んでいく子どもは浮かばれないと思います。
前畑滋子はジャーナリストなんだから、こんなぼんやりした意見じゃなく、犯罪というものに対してもっとしっかりした考えを持っているはずじゃないだろうか、とも思いました。
無性に後味が悪い読後でした。

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