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読書記録です。
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2008.09.18 Thu
2003年7月29日発行  国書刊行会 1900円



ケルテース・イムレは2002年にノーベル文学賞を受賞したハンガリーの作家です。
本書は作者の実際の体験を元にした小説で、第二次世界大戦末期をドイツの強制収容所で過ごしたユダヤ人少年の物語です。
本の中で、強制収容所での辛い体験は忘れたほうが良い、と言葉をかけらた少年が強い反発を覚える場面があります。作者は、その少年と同じように強制収容所の記憶を忘れずに抱えて大人になり、13年という長い歳月を費やして、そこで感じたことを余すことなくこの小説のなかに書き記しました。
誰かの人生に起きた重要な出来事は、その個人だけの問題ではなく、誰にとっても重要な問題を必ず孕んでいます。
派手な戦闘が戦争ではなく、戦争というのは個人の身に降りかかってくる不可避の悲劇だということがよく解ります。
少年の目を通して語られる小説なので難解なところもなく、高校生ぐらいから読めます。
図書館などで見かけたら、是非、読んでほしい一冊です。

ハンガリーの首都ブダペストに暮らす14歳のケヴェシュ・ジェルジュは、いつものように軍事工場へ向かう途中バスから降ろされた。
バスから降ろされたのは全員がユダヤ人だった。次々とバスから降ろされたユダヤ人達は、電車から船に乗せられ、ある煉瓦工場に連れて行かれた。煉瓦工場の建物は既にユダヤ人で溢れ返っていた。
ユダヤ人達はそこで、「その気のあるものは、ドイツでの仕事に応募できる」という話を持ちかけられた。いずれ全員がドイツに移住させられるが、最初に応募した人間には良い場所が与えられ、余裕のある状態で列車に乗って行ける、という。
選択の余地もなくドイツへと向かったユダヤ人たちが到着したのは、アウシュビッツだった。
アウtシュビッツに着いたユダヤ人達はすぐさま、労働に適しているグループと、それ以外のグループの二組に選別された。
子どもには仕事の変わりに勉強などの好条件の待遇が待っている、という説明を受けたが、大人に交じって働きたいと思った少年は年齢を16歳とごまかし、大人達のグループに入った。
アウシュビッツの煙突から立ち昇る異臭のする煙と別のグループの行く末が、少年のなかで結びつくまでに、それほど時間はかからなかった。

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