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読書記録です。
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2008.10.08 Wed
2001年2月発行 理論社 2400円
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二作目の舞台は、1932年から1933年にかけてのベルリンです。
当時のベルリンは4百万を超える人々が暮らす大都市でした。
地下鉄やバスなどの交通機関も整備され、市の中心部にはデパートや劇場が立ち並んでいました。
そういう華やかさの一方で、ベルリンだけでも60人万人以上が失業し、栄養失調で命を失う子どもは後を絶ちませんでした。
第一次世界大戦の敗戦からベルサイユ条約で法外な賠償金を支払うことが決められたドイツでは、貧困を打開する策が見つからず、政権はいづれも短命に終わっていました。
そんななかゲルマン人の優秀さ謳い、ベルサイユ条約の破棄、領土の拡大を主張するヒトラーのナチ党にドイツの人々の気持ちが傾いていきます。

本書の主人公ハンスは、ヘレの弟です。
結婚し別のアパートで暮らしているヘレは共産党員ですが、父は共産党を離党し、14歳のハンスも共産党員ではありません。工場に働きに出ることになったハンスは、同じ工場のナチ突撃隊から、親や兄が共産党だということで、因縁をつけられます。
周囲にも徐々にナチ党員が増えていくなか、ハンスには同じ工場に勤めるガールフレンドができました。ミーツェというその少女は、ユダヤ人との混血でした。

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